XXXMOT

Statement

覆面を配る Hand out masks / Satoshi Hashimoto

December 31, 2016 / Action

覆面を配る
抽象直接行動198の方法(仮): 覆面を配る
橋本聡
2016年5月25 – 12月31日
青山|目黒(東京都目黒区上目黒2-30-6)

Hand out masks
198 Methods of Abstract Direct Action (tentative) : Hand out masks
Satoshi Hashimoto
2016.5.25 – 12.31
Aoyama | Meguro (2-30-6, Kamimeguro, Meguro-ku, Tokyo)

「MOTアニュアル キセイノセイキ」で展示できなかったひとつ《覆面を配る》を青山|目黒に設置します。希望者はギャラリーにてスタッフにお尋ねください。休廊時でもスタッフがいる時もあります。

《覆面を配る》の参考写真は2009年のCAMPの企画展。この写真で後ろ姿で覆面を被る人物は「キセイノセイキ」の担当学芸員である吉崎和彦。吉崎は当時はまだ学芸員ではなくCAMPに加わっていました。現在の彼は「キセイノセイキ」における美術館側の警戒から、取材やトークイベントへ応じる事を禁じられ、顔も声も隠されています。

吉崎和彦に関わる文章を「MOTアニュアル キセイノセイキ」終了後に幾らか書く予定です。長い期間、美術館側とアーティストの間で、双方より強い要求が向けられることに耐え続けていることへの同情や敬意と、彼の意志か何か分からない中で不当な対応を頻発させることへの抗議や批判を、綯い交ぜにしてうやむやとしないためにも。隠された彼の顔を炙り出すということをひとつの口実にして。そして美術館構造ないし組織構造を炙り出す契機とするために書きます。

参考写真:《gift》(2009)
覆面を配る_Yoshizaki

gift2009

4_gift1
こちらは現在もCAMPを続ける井上文雄。

CAMPでの橋本聡《gift》(コーディネータ:長内綾子)
http://ca-mp.blogspot.jp/2009/04/exhibition-0509-0607.html
と同じような枠組みで吉崎さんコーディネートの小泉明郎、増本泰斗《埋まらない距離》
http://ca-mp.blogspot.jp/2008/11/absolute-distance-20081128127.html
小泉さん、増本さんを僕の展示に連れてきてくれ紹介してくれたのは吉崎さんでした。3人は銀色の顔でした。